ドクターズファイルに馬場院長が掲載されました。
予防医学外来
私たちの体内では、個々の免疫力が絶えず働いています。それでも病気やさまざまな症状が発症するのは、免疫力の減少、細胞機能の低下などが関係しています。この事実に着目し、病気が発症しないように、また発症を遅らせるために予防的措置を行う専門外来、それが“予防医学外来”です。
ガンをはじめ、虚血性心疾患など命にかかわる病気は増え続けています。食生活や運動不足などの生活習慣、血管や細胞の老化など原因はさまさまですが、これらに対し、症状が発症する前の予防的措置を行うことを目的としているのが“予防医学外来”です。
これらの予防的措置は、総称して“アンチエイジング”とも呼ばれています。アンチエイジングなら知っている、という方も多いと思いますが、アンチエイジングは美容目的だけではなく、健康面の老化防止、予防などにも使われる言葉なのです。
たとえば“血液クレンジング”。血液クレンジングは別名“オゾン療法”ともいい、オゾンガスを使用する、最も注目されているアンチエイジング施術のひとつです。免疫力アップや抗酸化力向上など予防目的のほか、血液循環がよくなることで、すでに慢性化した肩こりや慢性疲労などの症状を改善する、病気発症前の未病治療としても行われています。
主な治療のご紹介
血液クレンジング(オゾン酸化療法)
患者さんから専用ボトルを用いて取り出したおよそ100ccの血液に、細胞を活性化させる医療用オゾンを注入した後、空気に触れることなく、そのまま患者さんの体内に点滴でゆっくりと戻します。ドイツ発祥の治療法で、欧米ではすでに虚血性心疾患の治療として行われています。
高濃度ビタミンC点滴
風邪予防や美白・美肌効果を求めてビタミンCを経口摂取する方は多いですが、口から摂取するビタミンCよりも何十倍もの高濃度で体内に摂取できる方法が、高濃度ビタミンC点滴療法です。免疫機能を高めたり、活性酸素を除去したり、ウィルスを不活性化したり、メラニンの生成を抑制したりと、驚くほど多くの効果が期待できます。
プラセンタ注射
プラセンタとは、胎盤のこと。赤ちゃんが成長するためのあらゆる栄養が詰まっています。細胞の新陳代謝を促す、活性酸素を除去する、傷の回復を早める、などさまざまな効果の高いプラセンタを、注射によって投与します。日本では、慢性肝疾患や更年期障害の治療には保険適応となっています。
あかりクリニックがいちばん望んでいること、それは、“患者さんに健康で過ごしていただくこと”です。毎日、治療を行っていて思うことは、「健康な時にこそ、病気にならない体づくりができていれば、それがいちばんしあわせなのではないか」ということです。 だからこそ当院では、病気の前の“予防治療”を積極的に行っていきたいと考えています。 また、「疲れやすい」「疲れが取れにくい」「肩こりがひどい」「頭痛が起こりやすい」など、重い病気ではないけれど健康でもない、という“未病”の状態に悩む方が、非常に多くいらっしゃいます。重い病気を発症する前にこれらの症状を改善するため、ぜひとも“未病治療”を取り入れてみてほしいと思います。 真の健康を手に入れることこそ、楽しく輝きながら、長生きできる秘訣なのです。
予防医学外来に期待できること
1.血液循環の改善
肩こり、慢性疲労、冷え性などの症状
2.インターフェロン産生
肝炎、HIV、インフルエンザウィルスの除去
3.局所血流改善、消炎、鎮痛効果
慢性リューマチ、頸椎捻挫、頭痛、腰痛などの症状
4.細胞の修復と免疫機能、デトックス機能の活性化
がん、悪性リンパ腫、白血病への効果、若返り
5.脳循環の改善
動脈硬化に起因する脳血管疾患
6.冠血流の改善
狭心症、心筋梗塞等の冠動脈疾患
7.末梢循環の改善
糖尿病性末梢神経障害、下肢静脈症状
8.抗アレルギー作用
アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などの症状
9.精神性疾患緩和
神経症、自律神経失調症、うつ、不眠症などの症状
10.体質改善
虚弱体質、病中・病後の体力回復など
11.婦人科系疾患の改善
更年期障害、動悸・息切れ、生理不順、生理痛など
12.肌質改善
シミ、シワ、たるみ、ニキビ、湿疹など