ドクターズファイルに馬場院長が掲載されました。
前立腺肥大症
加齢とともに前立腺が大きくなり、膀胱や尿道を圧迫してしまう状態です。
はじめは頻尿、夜間頻尿などの膀胱刺激症状から始まります。
さらに症状がすすむと排尿困難となり、尿が出なくなることもあります。
超音波検査や尿流測定などで前立腺のを評価します。
治療として、以前は内視鏡の手術がよく行われていましたが、今はαブロッカーという内服治療で症状がコントロールできるようになりました。
前立腺容量が大きい場合にはホルモン治療も併用し、前立腺を小さくするようにします。
最近はPDE5阻害薬などの新しい薬剤も登場し、治療の選択肢が増えています。
頻尿症状が強い場合は過活動膀胱(OAB)の治療薬を併用することもあります。
また、時々前立腺がんのチェックを血液検査で行います。
40歳以上の方は、年に1回はPSA値(前立腺特異抗原)の採血を推奨します。