ドクターズファイルに馬場院長が掲載されました。
顔や首、体のいぼ(脂漏性角化症、アクロコルドン)
脂漏性角化症は、顔、首、体幹部によくできるイボです。色は淡い褐色から茶色、黒色までさまざまで、形も扁平なものから隆起するものもありますが、表面がざらざらしていて、病変の境界がはっきりしていることが特徴です。
アクロコルドンは、首のまわりやわきの下にたくさんできる数ミリ程度の小さなイボのことです。色は肌色から淡い褐色から茶色で、やわらかく皮膚から飛び出したような形をしています。
いずれも良性の皮膚腫瘍ですが、痒くなったり、引っかかって炎症をおこしたりすることもあります。また、美容的な点から治療を希望される方も少なくありません。
ただし、脂漏性角化症が短期間のうちに多発し、同時に痒みを伴うときはLeser-Trelat徴候といい、内臓の悪性腫瘍が存在することもあるので、注意が必要です。
治療は?
保険適応の液体窒素で凍結させて治療する方法、自費による炭酸ガスレーザーで治療する方法があります。
治療法は症状とご希望に合わせて選択します。
炭酸ガスレーザーでの治療
■主なリスク、副作用について
リスクとしては軽度の痛みと赤みや腫れ、乾燥、肝斑の悪化などが報告されています。
■治療に必要な標準的な費用
脂漏性角化症・脂腺増殖症 | 5㎜大 1個 | 5,000円 |
汗管腫 | 1㎠範囲 | 1,000円 |